2023年6月19日、20日に東北大学とSDGs未来都市・東松島市(宮城県)が主催する体験型の「SDGs出前授業」に参加し、東松島市の小学校4校・小学4年生約200名にパソコンのリユース・リサイクルをテーマにした体験型授業を行いました。
東北大学大学院文化研究科国際政治経済論講座 劉研究室(東北大学グリーン未来創造機構)は、東日本大震災直後から被災地の小学校で出前授業(復興教育)実施をしており、2019年からはSDGs未来都市の東松島市の小学校を対象に、「SDGs出前授業」を実施しています。
授業ではスマートフォン、タブレット、ゲーム機等のリサイクル基板から金、銀、銅を探してもらい、リサイクル基板から取れた貴重な金が東京オリンピックの金メダルに使用された事例を通じて、リサイクルの重要性を伝えました。
また、製造から約10年が経過したリユースPCで現在のゲームをプレイしてもらい、時間の経過にも関わらず問題なく使えること、大切に扱えば長く使い続けられること、使い続けることで不要な廃棄物が減ることを説明しました。
「SDGs出前授業」の様子は各種メディアでもご紹介いただきました。
・ミヤギテレビ 「スマホ200台で金メダル1個」小学校でSDGs出前授業(宮城・東松島市)
・東北放送 「スマホ200台から金メダルがやっと1個できる」資源リサイクルの大切さ学ぶ 宮城・東松島市
・仙台放送 小学生が学ぶ「SDGs」スマートフォンから取り出されたのは…〈宮城〉
・NHK “持続可能な街づくりを” 小学生がSDGs学ぶ 東松島
7月にも東松島市の小学校3校で「SDGs出前授業」を実施する予定です。
私たちはこれからも東北大学・東松島市の取組みに参加しながら、地域の教育活動への参画や持続可能なイノベーションの推進を通じて、社会課題の解決に貢献してまいります。