東北大学とSDGs未来都市・東松島市(宮城県)が共同で開催した体験型「SDGs出前授業」が7月18日、全工程を無事終了したことをご報告いたします。今年の授業は6月19日、20日、7月10日、18日の4日間、東松島市の小学校7校で実施され、小学4年生284名が参加しました。
小学校4年が学ぶSDGs(持続可能な17つの開発目標)の内、当社のビジネスに関連する、2つの開発目標「9.産業と技術革新の基盤を作ろう」と「12.つくる責任、つかう責任」を題材に、リユース・リサイクルの大切さを学ぶ授業を行いました。
「9.産業と技術革新の基盤を作ろう」を題材にした授業では、スマートフォン、タブレットやゲーム機のリサイクル基板を見せながら、基板から様々な資源が取り出せることを説明。リサイクル基板のどの部分に金、銀、銅が含まれているかクイズ形式で出題し、こども達は必死に基板を眺めていました。リサイクル基板から取れた貴金属が表彰メダルに使用された事例を通じて、リサイクルの必要性を説明しました。
「12.つくる責任、つかう責任」を題材にした授業では、こども達と同年代のリユースPCを用意。インストールした最新のゲームをプレイしながら、古いPCでも修理すれば使えることを体験してもらいました。「モノ」を使い続けることで廃棄物が減ることも、こども達と一緒に確認できました。
「SDGs出前授業」を受けたこども達は、一様にスマホやタブレットの中身に関心を持ち、それが次の製品に生かされることに驚いていました。各放送局のインタビューでも、「モノを大切にしていきたいと思った」「ゴミでもリサイクルすれば資源になることがわかった」「家族にも伝えてみんなで協力し合っていきたい」と話していた事から、当社の授業は、廃棄物の削減や持続可能な社会への関心、更にはリサイクルについての意識の向上に繋がったものと確信します。
尚、SDGs出前授業の終了後、東松島市立赤井小学校のこども達から、お礼の手紙をいただきましたので紹介します。(全7通)
当社は今後も産学官連携を通して、地域の自治体・学校・民間企業に寄り添い繋がりながらSDGs目標のさまざまな課題を乗り越え、地域社会全体の発展に貢献してまいります。