新品よりも手頃な価格で購入できる中古品ですが、購入先によっては思わぬ落とし穴があります。今回は、中古MacBookを安心して購入するために、個人間取引のリスクと、安全なおすすめ購入先について解説します。
情報漏洩ゼロ!
安全なデータ消去・PC回収サービスなら日本システムケア
目次
中古MacBookを個人間取引で購入してはいけない理由
中古MacBookを少しでも安く手に入れたいとき、ネットオークションやフリマサイトなどの個人間取引が選択肢に挙がるかもしれません。しかし、個人間取引での購入はおすすめできません。
まずは、その理由について詳しく解説します。
現物を確認できない
個人間取引では、実際に商品を目で見て確認できません。
ネットオークションやフリマサイトに掲載されている写真は、出品者が意図的に良く見えるように撮影している場合もあります。
また、「超美品」と記載があっても、実際には傷や汚れが目立つケースは少なくありません。外観に関する説明は出品者の主観によるため、購入者の期待と異なる場合があるのです。
価格も相場より高く設定されている可能性があるほか、商品の状態に見合っているかの判断も困難です。
納得のいく取引が実現できない場合が多いため、おすすめできません。
動作確認が不十分な場合がある
個人間取引で購入したMacBookは、動作に問題がある可能性があります。
個人が出品している場合、専門的な知識がない場合が多く、適切な動作確認がされているとは限らないためです。
また、ほとんどの場合は保証がないため、購入後に正常に動作しなかったとしても、返品や修理対応は望めません。
バッテリーの最大容量や充放電回数など、数値で確認できる情報についても、正確な記載がない場合や、意図的に数値を偽っているケースも考えられます。
例えば、Wi-Fiが繋がりにくい、キーボードの特定のキーが反応しない、バッテリーの減りが異常に早いなどの問題が、購入後に発覚することがあります。
トラブルになる可能性がある
個人間取引では、出品者との間でトラブルが発生するリスクがあります。
個人間取引では、基本的に当事者同士での話し合いによる解決が必要です。しかし、トラブルが発生した場合、解決までに時間と手間がかかります。連絡が途絶えてしまうなど、対応してもらえないケースも考えられるでしょう。
残念ながら、ネットオークションやフリマサイトには、悪意のある出品者が紛れている可能性も否定できません。
その場合、プラットフォームの運営会社が介入してくれることもありますが、最終的な解決には至らないことも多くあります。
中古MacBookはどこで買うのがおすすめ?
中古MacBookを安心して購入したいと考えている方に、特におすすめの信頼できる購入先を3つ紹介します。
購入先のメリットはそれぞれ異なりますので、ご自身の状況や重視する点に合わせて検討してください。
専門の中古ショップ
中古MacBookの購入先として、まず考えられるのが専門の中古ショップです。
専門の中古ショップは、豊富な在庫と専門知識を持つスタッフが在籍している点が強みです。わからないことを相談しながら、希望のモデル・状態のMacBookを見つけることができます。
多くのショップでは購入後の保証も提供しているため、万が一の故障時にも対応してもらえます。状態に見合った適正な価格設定がされていることも特徴です。
また、客観的な基準で商品の状態が示されていることが多いため、オンラインで購入する場合でも安心です。例えば、「美品」「Aランク」など、MacBookの状態が細かくランク付けされています。
さらに、取り扱っているMacBookの種類も豊富なため、予算や希望条件に合った一台を見つけやすいでしょう。
Apple認定整備済製品
品質にこだわりたいなら、Apple認定整備済製品がおすすめです。
Apple認定整備済製品は、返品された製品や初期不良品などをAppleが修理・整備し、新品同様の状態にしたものをいいます。
新品ではないものの、厳しい品質基準をクリアしており外観も綺麗です。さらに、1年間のメーカー保証があり「AppleCare Protection Plan」への加入も可能なため、新品を購入するのとほぼ同等のサポートが受けられます。
ただし、在庫状況は常に変動するため、希望のモデルがみつからない場合もあります。新品に近い品質と保証を求めるのであれば、Apple認定整備済製品は賢い選択といえるでしょう。
PC回収・販売業者
法人の場合は、PCの回収と販売を請け負っている専門業者も選択肢に入れておきましょう。PC回収・販売業者は、企業から不要になったPCを回収し、データ消去や整備を行った上で再販しています。
特に、法人向けのサービスを提供している業者では、セキュリティ対策が徹底されており、安心して利用できる中古MacBookがみつけられます。
日本システムケアでも、新品に近い状態まで再生させた、高品質なリユースMacBookを多数取り扱っております。国際ガイドラインに準拠したデータ消去を実施しているため、情報漏洩のリスクも低く、法人利用でも安心です。
当社のPCを購入することは、環境負荷の低減にもなります。新品PC導入と比較して、温室効果ガス排出量を約60分の1に削減可能です。
法人での利用において、セキュリティや環境への配慮を重視するならば、PC回収・販売業者は有力な候補となるでしょう。当社のサービスにご興味がありましたら、ぜひ下記から詳細をご覧ください。
中古MacBookの注意すべき購入先
個人間取引以外にも、注意すべき購入先があります。
それは、街のリサイクルショップやジャンク専門店などです。
これらの店舗では、専門知識のあるショップ店員が在籍していることが期待できません。よほどの目利きがない限り、これらの購入先は避け、信頼できる専門店を選ぶことをおすすめします。
中古MacBookを購入する際の注意点
最後に、中古MacBookを購入する際に確認すべきポイントや選び方について解説します。
関連記事:「企業で中古PCを購入する際の注意点とは?失敗しないためのポイントも解説」
最新のOSにも対応できる機種・モデルを選ぶ
中古MacBookを選ぶ際には、最新のOSに対応できる機種・モデルを選択しましょう。
古いモデルは最新のmacOSに対応しておらず、アップデートができないことがあります。
OSをアップデートできないと、最新の機能が利用できません。同時に、セキュリティ上のリスクも高まります。
例えば、2017年以前に発売されたMacBook Proは、現時点(※)で最新のmacOS Sequoia 15に対応していません。
中古MacBookを選ぶ際は、将来的な利用も見据えて、できるだけ新しいOSに対応できるモデルを選びましょう。
※2025年1月現在
外装に傷がないかを確認する
中古MacBookを購入する際には、外装の状態に傷や不具合がないかを確認しましょう。
外装の傷・凹み・ぐらつきなどは、使用感だけではなく、内部への影響も考えられます。また、ディスプレイの傷は、使用中の視認性に関わるため、注意が必要です。
キーボードの使用感や、USB-Cポートなどのインターフェースに問題がないかも確認しましょう。
中古MacBookを購入する際は、実際に手に取って、もしくは画像・商品情報を読んで、外装の状態を細かく確認することが大切です。
バッテリーの充放電回数を確認する
MacBookに搭載されているバッテリーには、充放電回数に上限があります。回数が多いほどバッテリーの劣化の可能性があり、駆動時間が短くなっていることがあります。
バッテリーは交換可能ですが、別途費用が必要です。
MacBookのバッテリーは、最大充放電回数が1000回程度です。中古市場では、購入前に正確な回数を把握できないケースが一般的ですが、なるべく新しいモデルを選ぶと、バッテリーの劣化を抑えられます。
アクティベーションロックが解除されているかを確認する
アクティベーションロックとは、MacBookを紛失したり盗まれたりした場合に、第三者が使用できないようにするための機能です。
このロックが解除されていないと、初期化してもMacBookを使用できません。
大手中古ショップなど、販売実績が豊富な信頼できる店舗で購入する場合は、アクティベーションロックについて心配する必要はほとんどありません。しかし、それ以外の購入先で購入する場合は、必ず解除されていることを確認しましょう。
付属品の有無を確認する
中古MacBookを購入する際には、充電に必要なUSB-C – MagSafe 3ケーブルなどの付属品が揃っているか確認しましょう。
付属品が不足している場合、別途購入する必要があり、追加費用が発生してしまいます。参考までに新たに購入した場合、正規品の2mで7,480円(税込)必要です(※)。
中古のMacBookを購入する前に、必要な付属品が揃っているか確認し、最終的にかかる予算を見積もっておきましょう。
※2025年1月現在
保証の有無・期間を確認する
中古MacBookを購入する際には、保証の有無と保証期間の確認も大切です。
中古品である以上、購入後に予期せぬ故障が発生する可能性も考慮しておかなければなりません。
保証が付いていれば、万が一の故障の際に、無償または安価で修理を受けられます。
当社でご購入いただく場合は、故障時には先出しセンドバック方式による代替機への交換が可能です。最短翌日に代替機を発送いたしますので、業務への影響を最小限に抑えられます。
中古MacBookを安心して利用するためにも、手厚い保証が付いている販売店を選択しましょう。
まとめ
中古MacBookを法人で購入する際には、信頼できる販売元の選定が重要です。個人間取引やリサイクルショップでの購入は避け、実績のある専門の中古ショップやApple認定整備済製品、PC回収・販売業者からの購入をおすすめします。
購入前には、OS対応状況、外装、バッテリー、セキュリティ設定、付属品、保証内容の6つのポイントを必ず確認しましょう。適切な購入先の選定と入念な確認により、セキュリティリスクを最小限に抑えながら、効率的な業務運用が実現できます。