会社で複数のMacBookを買い替える際に、コスト面が課題になることもあるのではないでしょうか。安く入手する手段として、MacBookを新品でそろえるのではなく、中古を購入する方法があります。今回は、中古MacBook導入のメリットと注意点について解説します。
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目次
中古MacBookを購入するメリット
中古MacBookの購入には、下記のような利点があります。導入コストを抑えつつ、比較的高スペックなモデルを手に入れたい企業におすすめです。
・価格が安い
中古MacBookを選ぶ大きなメリットは、導入コストの低さです。スペックの高いモデルは高額になりがちで、新品のMacBookには、30万円を超えるモデルもあります。しかし中古であれば、高スペックのモデルでも新品よりも安価な価格で入手できます。
・環境負荷を減らせる
環境負荷が減らせるのも中古MacBookのメリットです。リユースパソコンを購入することで、資源の有効活用に貢献できます。例えば、中古PCの買取・販売を行なっている日本システムケアのRe-Value PCは、新品PCを導入する場合と比べて温室効果ガスを約60分の1に削減できます。
・古いモデルを購入できる
過去に販売された古いモデルも入手できるため、最新のモデルやOSのバージョンアップに対応していないソフトウェアを動作させたい場合に役立ちます。
中古MacBookを購入する際の注意点
中古MacBookを快適に使用するなら、いくつかの注意点も押さえておきましょう。ここでは、一般的に注意すべきポイントを4つ紹介します。
メーカー保証が切れている場合が多い
新品のMacBookには、数年のメーカー保証が付いてきます。メーカー保証は、故障などの不具合が生じたときに、保証期間の範囲内で修理や交換を依頼できるものです。
一方、中古MacBookはすでに一定の使用期間が経っているため、メーカー保証が切れていることがあります。そのため、購入後に不具合があっても、メーカーに修理などを依頼できません。さらに、古いモデルの場合、部品の調達が難しいなどの問題もあります。
性能が新品に劣ることがある
中古MacBookは、過去に販売されたモデルであるため、現行のモデルと比べてCPUの処理速度が遅かったり、メモリー容量が少なかったりと、性能が劣ることがあります。
現行モデルよりも性能が低いデメリットは、現行品のように快適に使えないことです。新しいソフトウェアの動作に問題が生じたり、複数のソフトウェアを立ち上げたときに動作が遅くなったりする可能性があります。負荷のかかる作業をするときに注意したいポイントです。
バッテリーが劣化している場合がある
中古MacBookは、バッテリーが劣化している場合があります。満充電後の駆動時間が新品よりも少ない状態では、外出先などでの長時間利用に不安が残ります。
さらに、バッテリーの劣化が進んでいると、満充電できない、バッテリーを接続していても電源が入らないなどの問題が生じることも少なくありません。バッテリーは交換できますが、古いモデルでは代替品の入手が難しいこともあるため、注意しましょう。
HDDやSSDが劣化している場合がある
中古MacBookは、内蔵のHDD(ハードディスクドライブ)やSSD(ソリッドステートドライブ)の劣化により不具合が発生する可能性があります。HDDの寿命は3年程度、SSDの寿命は5年程度で、使用環境によってはそれよりも速く劣化が進みます。
HDDの劣化により発生する主な症状が、動作時の異音や異常な放熱、ファイルの破損による文字化け、フリーズなどです。HDDの不具合によりPCをスムーズに利用できないこともあります。また、SSDが劣化すると作業中に突然フリーズ、シャットダウンするなどの症状が現れることがあります。
そのほか、冷却ファンやキーボードなど他の部品も劣化していることがあるため、購入時には注意しましょう。
中古MacBookを購入する際のポイント
次に、できるだけ状態の良い中古MacBookを購入するための5つのポイントを紹介します。
信頼性できる販売店を選ぶ
中古MacBookは、さまざまな場所で販売されているため、入手しやすいでしょう。しかし、フリーマーケットやオークションサイトのような個人間取引はおすすめしません。商品に対する保証が基本的にないためです。
リサイクルショップのような店頭で入手する方法もありますが、店舗側の製品知識が豊富でない可能性があり、購入者側で目利きが必要になります。法人用のPCの購入は、信頼できる販売店で購入するようにしましょう。
信頼性の高い販売店として、中古PC専門店、PC回収業者、Apple認定整備済製品を紹介します。
中古PC専門店
中古PCを専門に販売しているのが、中古PC専門店です。中古MacBookの取り扱いもあります。
専門知識のあるスタッフから詳細を確認することもでき、製品の状態や保証内容をしっかり確認できるのが特徴です。店舗型であればその場で購入でき、安心して中古MacBookを入手できます。
PC回収業者
PC回収業者は、PC回収を主な事業としている業者です。幅広いIT機器を取り扱っており、データ消去時の取り扱いや品質管理が徹底されています。品質や安全性の面で、安心して中古PCを入手できるのが特徴です。
例えば、日本システムケアでは、PCやスマートフォン、タブレット、サーバなどの情報機器の買取・回収・販売をしています。データ消去やサーバ保守などのITシステムのトータルソリューションを提供しており、法人でも安心して中古PCを導入できます。
Apple認定整備済製品
中古MacBookを購入する方法として、ほとんど新品に近いApple認定整備済製品を購入する方法もあります。Apple認定整備済製品とは、初期不良やミスなどで返品されたApple製品で、Apple公式が整備・検品を行ったものです。
Apple認定整備済製品は、新品よりもお得に購入でき、新品同様の品質と保証が付いてくるのが特徴です。ただし、返品がないと販売されないため、ほしいモデルが販売されていない可能性もあります。
CPUの性能を確認する
CPUは、PCの処理速度などに関わるパーツです。中古MacBookを購入する際は、CPUの性能も確認しておきましょう。高負荷の作業をする場合には、処理性能の高いCPUが適しています。
MacBookの新しいモデルにはArmベースのCPUが使用されていますが、過去のモデルにはIntel社のCore i7やCore i5シリーズなどが使われていました。
IntelのCore i7は一般的に高性能とされていますが、世代が異なると設計にも違いがあります。世代により性能差が生じるため、CPUの型番を正確に把握し、性能についても調べておく必要があります。
メモリの容量を確認する
中古MacBookを導入する際には、搭載されているメモリの容量も確認しておきましょう。容量が十分でないと、PCの処理速度が低下し、スムーズに作業できない可能性があります。
現行のモデルは16GBなど容量が増えていますが、過去のモデルは8GBなどで不足する場合もあるため注意しましょう。購入後に容量が不足した場合は、増設が必要になります。
HDDよりもSSD搭載のPCを選ぶ
中古MacBookを快適に使うには、HDDよりもSSD搭載のものを選ぶようにしましょう。HDDは安価ですが、読み書きの速度がSSDよりも遅いなどのデメリットもあります。
SSDの方が快適にかつ長期的に使えることから、SSD搭載の中古MacBookがおすすめです。また、不要なデータは保存せず空き容量を保ったり、適切な環境(温度や湿度が一定で、ホコリのない場所)で使用したりなど、長持ちさせるための工夫も重要です。
セキュリティレベルを確認する
中古MacBookを安全に使用するには、セキュリティレベルが高い状態にあることが重要です。中古でもOSの更新が行われているMacBookを選ぶようにしましょう。
データ消去が確実に実行されていることも重要です。情報漏洩などのリスクを防止できます。
まとめ
中古MacBookは、高性能モデルを安価で導入したい場合におすすめです。なお、中古MacBookはセキュリティや品質の問題が生じることもあるため、安心して入手できる場所で購入するようにしましょう。
法人向けの状態の良い中古MacBookをお探しの場合は、ぜひ日本システムケアへご相談ください。
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