目次
法人向けPCを「廃棄」ではなく「買取」してもらうメリット
法人向けPCの買取を依頼する主なメリットを3つ紹介します。
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メリット1|廃棄コストを削減できる
PC買取サービスを利用するメリットのひとつは、廃棄コストを削減できることです。通常、PCを廃棄する場合は廃棄業者に依頼するためのコストがかかります。 しかし、買取サービスであれば買取金額分の還元を受けられます。出張費やデータ消去費用が発生するため大きな額を得られるわけではありませんが、メーカーなどに廃棄を依頼する場合のコスト(およそ3,000円/1台あたり)を削減することが可能です。
メリット2|煩雑な事務手続きが不要になる
法人向けPCを廃棄する場合、産業廃棄物として扱われます。事業者が産業廃棄物を処分する際には、マニフェスト(産業廃棄物管理票)の発行・管理と自治体への処分実績の報告が必要です。なお、マニフェストとは、産業廃棄物が契約内容どおりに適正処理されたかを確認するための管理伝票のことです。 一方、買取を依頼すればマニフェストの発行が必要ないため、 担当者の手間を大幅に削減できます。
メリット3|環境に貢献できる
法人向けPCの買取は、環境にも貢献できます。産業廃棄物として処分されるはずの機器が、買取によって再び社会で循環利用されるためです。 まだまだ寿命が残っている状態の良いPCであれば、クリーニング・リファービッシュを行った上で、リユース品として再販売やレンタルを行う業者もあります。 また、リユースできない場合でもパーツや素材は分解され、再利用、再資源化・リサイクルされます。 本当に最後まで使い続けることで、地球環境に少しでも貢献できる選択ができれば良いですよね。
法人向けPCの買取業者の選び方
PCの買取を依頼する際、どの業者を選べば良いか迷うこともあるでしょう。次に、法人が PC買取業者を選択する際のポイントを4つ紹介します。
ポイント1|データ消去に関する信頼性
業務用のPCには、会社の重要なデータが保存されていることもあります。PCを初期化すると簡単に情報を読み取れなくなるものの、データ復旧ソフトを使うと復元できる可能性があり、会社の重要なデータが流出するおそれがあります。 このような重大な損失が発生するリスクを防ぐため、完全にデータ消去できる業者かどうかの確認が必要です。買取業者を選ぶ際は、データ消去完了証明書を発行しているなど、データ消去に信頼性のある業者を選びましょう。どのような方法で消去しているか まで確認できると、より安全です。 関連記事:「完全なデータの消去方法 何を基準に選べば良いの? IEEE2883-2022とNIST800-88を徹底比較します!」
ポイント2|買取の方法
業者による買取の方法は、出張買取と宅配買取の主に2つです。 出張買取は、買取業者の担当者が直接現地に訪問して査定や買取を実施する方法です。売却したいPCが複数台ある場合や大型のPCを売却したい場合などに向いています。日程調整や予約が必要です。 宅配買取は、指定の住所に輸送して買取してもらう方法です。多店舗(全国展開)の法人に向いています。出張買取と異なり、買取業者に売却するPCが到着してからの査定になるため、売却までにやや時間がかかります。 買取業者を選ぶ際は、希望の買取方法に対応しているかも確認しておくべきポイントです。
ポイント3|買取額の透明性
買取業者が、買取額の透明性を確保しているかも重視したいポイントです。例えば、各種手数料や送料、PCの状態など、買取額に影響する可能性のある要素を明確に説明してくれるかどうかを確認しましょう。 見積もりの際も買取額を掲示するだけでなく、送料などの経費の明細が記載されており、査定額が下がる理由の明記もあるとより安心です。 加えて、買取キャンセル料や査定から支払いまでのスピード感も確認しておきましょう。
ポイント4|買取の実績
買取業者の選定の際には、これまでの買取実績にも注目してみましょう。信頼性の高い業者を選ぶためには、年間の買取台数や事業開始日、法人からの買取事例・取引数などを確認することをおすすめします。
法人向けPCの査定額を上げる方法
法人向けPCの売却額を新たなPCなどの取得に充てられるようにするには、できるだけ高い買取額で取引を成立させたいものです。法人向けのPCの査定額を上げるには、下記のポイントが重要です。 ・発売から3年以内 ・CPUが8世代以上でWindows 11に対応できる ・画面割れなど外観に大きな損傷がない ・バッテリーの残量が十分にある(80%以上残量があると良好) ・無線LANやカメラが搭載されている 買取を依頼する際に確認しておきましょう。
関連記事:「Windows11へのアップグレード条件とは?チェック方法と対応策も紹介」
法人向けPCの買取の流れ
次に、買取業者に依頼する際の基本的な流れを紹介します。
ステップ1|問い合わせ
法人向けPCの買取について、買取業者に問い合わせます。電話での問い合わせやメールフォームからの問い合わせに対応しているケースが一般的です。 スムーズな問い合わせのためにも、メーカー型番のほか、記載がある場合は対象機器のマイナンバーを確認しておくと良いでしょう。引取方法などについて確認事項があれば、あわせて相談します。
ステップ2|見積もり・査定
問い合わせの内容から、買取業者による見積もりや査定が行われます。回収する機器や台数の確認、回収に必要な人員の計算なども見積もりの時点で行われます。
ステップ3|契約
見積もりの内容に問題がなく、提示の金額に合意した場合は契約の締結に進みます。合意の旨を伝えたあとに、買取業者から契約書の送付があります。
ステップ4|回収・データ消去
買取業者によりPCの回収が行われます。法人向けのPCの回収は、先述したように2パターンです。指定の住所に宅配により配送する方法のほか、指定の場所に回収に来てもらう方法があります。 宅配での回収の場合、下取りキットが送られてくるケースと宅配業者が梱包まで行うケースがあります。回収方法によってかかるコストが異なるため、方法を選択できる場合は全体的なコストも確認しておきましょう。 買取業者によってPCの回収が行われたら、動作確認などのPC本体のチェックとデータの消去に移行します。回収業者側でデータ消去を実施する場合は、消去後にデータ消去の証明書などが送付されます。
ステップ5|精算
データ消去の証明書に問題がない場合は、請求書を作成し、買取業者宛てに発送します。請求内容に従い、後日、指定の預貯金口座などに入金されます。
まとめ
法人向けのPCは、廃棄ではなく買取という方法もあります。買取は、環境にやさしいだけでなく、廃棄コストを削減できるなどのメリットがあります。 買取を依頼する場合は、信頼できる買取業者を選びましょう。過去の業績やデータ消去の方法などを十分に確認してから依頼するのが、信頼できる業者を選定するポイントです。
法人向けPCを安全に売却できる買取サービス
法人向けPCを安全に処分したいものの、業者選びに悩んでいるという企業様は、ぜひ日本システムケアの「Re-Valueサービス」をご検討ください。 当社では創業から35年を迎え、年間約60万台のPCを回収しております。NIST SP 800-88準拠方式(※1)、IEEE 2883-2022(※2)などの国際ガイドラインを遵守したデータ消去を実施しており、現在までに回収したPCからの情報漏洩はありません。 データ消去後にはデータ消去完了証明書を発行しており、ご希望に応じて対面でのデータ消去(オンサイト破砕)も可能です。
当社でのお見積りや回収は、当社スタッフが現地訪問して行っております。回収から廃棄(ご希望に応じて導入)まで、中間業者をはさまないため、安心してご相談ください。
※1 NIST SP 800-88準拠方式:アメリカの政府機関であるNISTが推奨する最新のデータ消去方式のこと。
※2 IEEE 2883-2022:NISTの後継に該当する最新規格のデータ消去方式のこと。